Life in the Woods vol.13
北海道に寒い冬がやってきました。夏よりも自分の自分の手足が冷たいように感じることが多い気がしませんか?
「冷え」は、美と健康にとっての大敵。少しでも早く解消したいものです。
森の謌のスパには、岩盤浴やトリートメントルーム、ピローギャラリーなど、心のリラックスや
体を温めて血の巡りを改善する手助けとなる施設が整っています。
滞在中の時間を有効に使って、「冷え」解消のヒントを探してみませんか。
血の巡りを良くすることが冷え養生の基本
「冷え」の2大原因は「体内で熱を作れない」ことと「運搬できない」ことにあります。冬は血管が細くなり、顔面や指先などの末端が冷えます。これは生命維持に必要な脳や中心部を守ることを優先し、末端には最小限しか血液を送らなくなるから。それが習慣化された状態が「冷え性」です。その解消には、体を温め、血の巡りを良くすることが基本。血巡りが改善されれば、栄養は酵素、熱が体内を十分に循環し、免疫力もよく働きます。森の謌の大浴場『森スパ』は潤いあふれる森のオアシス。「ナトリウム塩化物泉」のお湯が身体を中から温めてくれるはず。しっかり湯船につかる入浴は、全身の血行を良くし、体温を上昇させて臓器や細胞の新陳代謝を促進してくれます。また、女性用大浴場には岩盤浴も完備。じんわりとあたたかい床面が心地よいリラックスへと誘います。汗とともに老廃物を流して気分すっきり。汗をかくことで代謝もさらにアップします。また、足湯も冷え解消に効果的。「冷えのために夜なかなか眠れない」という人は、就寝前に足浴することによって全身が温められ、深い眠りを得られるようです。冷え養生には足下を暖める習慣を大切に。
トリートメントスパのボディケアで新陳代謝を促す
手足の慢性的な冷えは、肩こりや腰痛に加え、血行不良による肌トラブル(感想やシワなど)を招く一因にもなります。また、ストレスを抱えたままでは身体の緊張状態が続き、冷えは改善されません。トリートメントスパでは、フェイシャルエステをはじめ、ボディケア、水素バー、タイ式の古式マッサージなどのメニューを多彩にご用意しております。リラックスしながら、新陳代謝をアップし、身体もほぐれてぽかぽかに。ぜひトリートメントスパで癒しの時間をごゆっくりお楽しみください。
免疫力アップに大切なのは深く良質な眠り
「温活」の大切な目的でもある『免疫力』を高めるためには「良質な眠り」が欠かせません。これは長時間寝たか否かではなく、朝目覚めたときに「ぐっすり眠れた」という充足感があるかどうか。すいみんには浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠があり、免疫力が高まるのはノンレム睡眠のときです。そこで館内のピローギャラリーでは、心地よい眠りのために約20種のピローをご用意しました。フィッティングの可能ですので、お客様の好みに合った枕をお選びください。
音楽で“温活”。リラクゼーション効果で体を温める
「冷え」の原因である血行不良の改善に音楽によるリラックス効果を応用して、自律神経を整えるアプローチが注目されています。森の謌では毎日4回、ラウンジにてパラグアイハープのミニコンサートを開催しています。心を穏やかにしてくれる優しい音色をお愉しみください。お部屋には演奏者のCDも備え付けておりますので、こちらもぜひご利用ください。
また、ラウンジには音楽とともにお過ごしいただけるオーディオコーナーを併設。ぜひごゆっくりおくつろぎください。
森の演奏会
パラグアイハープ
1 14:45 ~ 15:15 2 15:45 ~ 16:15
3 20:00 ~ 20:40 4 21:00 ~ 21:40
毎週火曜日はバイオリンまたはピアノ演奏会となります。
ご存知ですか?
「体を温める食材」のこと
体を温める食材といえば「生姜」が代表的。でもそれ以外をよく知ると食事のバリエーションも広がって、美味しく「温活」を楽しめます。
冬に旬を迎える色の濃い食材
まずひとつめのポイントは、冬に旬を迎える食材です。たとえばかぼちゃ、ネギ、ごぼう、にんじん、れんこん、かぶなど。果物ではりんごやさくらんぼなど寒い地域で盛んなものは体を温める効果があると言われています。また、野菜や果物だけでなく魚類も同様。北の海でよく獲れる鮭やマグロ、サバなども体を温める働きがあります。
黒や赤、オレンジの食材
「食べ物の色」にも注目。赤や黒、オレンジなど濃い色の食材は代謝を高めるパワーがあるといわれます。たとえば、にんじんやかぼちゃ、唐辛子、ごぼうなどが挙げられ、さらに魚や肉類も同様に色が濃い“赤身”が体を温める働きが強いので、鮭、マグロ、牛肉やシカ肉、ラム肉などがおすすめです。
発酵の有無も体の温度に関係
たとえばお茶。発酵しているものは成分が酸化して「酵素」を生み出します。酵素は体内で食べ物の消化を助ける働きがあり、体内で熱を生み出します。発酵しているお茶としては、紅茶や烏龍茶、発酵していないお茶としては緑茶が挙げられます。もちろん、食べ物にも当てはまるので、チーズやお漬物なども体を温める食材といえます。
ワインも体を温める発酵食品のひとつ。ディナービュッフェでお料理と一緒にいかが。
実際に温泉に入る前に、正しい温浴法を知っておきたいもの。そこでプロに聞いたノウハウをご紹介いたします。
このプロセスを実践してカラダを温め、温泉の入浴効果をより高めてください。
1 入浴前にかけ湯
湯船に入る前にまず、足の先や指の先など、心臓に遠いところからかけ湯をし、身体を軽く洗います。こうすることで全身の血管が広がり、血圧の急激な上昇を和らげることができます。頭も洗って濡らしておくと、のぼせを防ぐ効果があります。
2 到着後、すぐに入らない
到着してすぐは、移動の疲れや旅の興奮などで、内臓の働きや体温の調節をする自律神経の機能が安定していません。この状態では、入浴が過剰な刺激となり、疲労回復の妨げに。そこで、到着後は一時間程度休息をとり、神経を安定させてから入浴しましょう。
3 半身浴が効果的
身体がお湯に浸かると、水圧によって肺は圧迫され、また皮膚表面の血管や肝臓が押されて血液が大量に心臓に還ってきます。そのため、お湯に浸かる位置をみぞおちの高さまでにしておく半身浴は、身体への負担が少なく、おすすめです。
4 温泉成分は身体に残す
身体についた温泉の成分は、入浴後三時間ほどかけて身体に浸透します。それなのに、蛇口のお湯を上がり湯にしてせっかくの温泉成分を洗い流してしまうのはもったいないことです。水分を拭き取る程度にした方が効果的です。お肌が弱い方だけ真水を使いましょう。
5 入浴後に水分補給
入浴中は大量の汗をかくため、血液濃度が濃くなり、血管が詰まりやすくなってしまいます。入浴の前後にコップ一杯(200ml以上の水分を摂りましょう。イオン飲料にすると、水分・電解質をよりスムーズに補給出来ます。
6 入浴後すぐは動かない
入浴により、血液は皮膚表面の血管など、内臓以外の場所に移動しています。そのため、入浴後すぐは内臓の動きも弱くなっています。食事や運動は、入浴後1時間ほど、ゆったり休息してからにするのがベストです。